TEAPの大学入試でのスコアやレベルはどれくらい?目安は?

TEAPを入試に活用する大学は増えています。

本記事では、いくつかの有名大学が入試で求めるTEAPのスコアやその活用方法を取り上げます(2020年度入試で)。

TEAPを大学入試で活用する場合にどれぐらいのスコアやレベルが求められているかがおわかりになると思います。
求められているレベルを他の英語外部試験と共通の基準で示すため、本記事ではCEFRレベルを用いています。

なお本記事の情報は2021年度以降に内容が変更されることもあり得ます。

また主に一般入試での情報を取り上げましたが、実際は同一の大学でも一般入試だけでなく、AO・推薦を含む特別入試など幅広い入試方式でTEAPをはじめとする4技能英語外部試験が採用されている場合があります。

これらのことをご了承くださいね。

上智大学のTEAPの要求スコア

TEAP(4技能パターン)かTEAP CBTいずれかを受験。

入試方式① 一般入試(TEAP利用型)
学部学科 国際教養学部を除く全ての学部学科
活用方法 出願資格
要求スコア 各学部学科により異なる。

TEAP(4技能パターン)だと200~300。TEAP CBT版だと285~525。

CEFRレベル A2~B1
入試方式② 推薦
学部学科 全ての学部学科
活用方法 出願資格
要求スコア 各学部学科により異なる。

TEAP(4技能パターン)だと220~340。TEAP CBT版だと325~615。

CEFRレベル A2~B2

TEAPの総本山と言うべき上智大学はほとんど全学部全学科で実施です。

文学部英文科、法学部国際関係法学科、外国語学部、総合グローバル学部などが要求スコアが高めです。
英語との関連が強い学部・学科ですね。

TEAP(4技能パターン)だと260以上、TEAP CBT版だと415以上ですね。

早稲田大学のTEAPの要求スコア

TEAP(4技能パターン)かTEAP CBTいずれかを受験。

入試方式 一般入試
学部学科 文学部、

文化構想学部

活用方法 出願資格
要求スコア TEAP(4技能パターン)は、4技能の各スコアが65以上で総点のスコアが280以上。

TEAP CBTは、4技能の各スコアが110以上で総点のスコアが470以上。

CEFRレベル B1

一部の学部で導入しています。

早稲田大学では、要求される総合スコア自体は格別高いわけではありませんが、4技能をバランスよく取ることが求められています。

明治大学のTEAPの要求スコア

TEAP(4技能パターン)のみ(TEAP CBTは不可)。

入試方式 一般入試
学部学科① 商学部
活用方法 出願資格
要求スコア 225以上。
CEFRレベル B1
学部学科② 国際日本学部
活用方法 出願資格
要求スコア 309以上。
CEFRレベル B2
学部学科③ 経営学部
活用方法と要求スコア① 出願資格のみで、4技能の各スコアが70以上で総点のスコアが290以上。
CEFRレベル B1
活用方法と要求スコア② 出願資格&加点20点で、4技能の各スコアが80以上で総点のスコアが340以上。
CEFRレベル B2
活用方法と要求スコア③ 出願資格&加点30点で、4技能の各スコアが90以上で総点のスコアが390以上。
CEFRレベル C1

明治大学の経営学部では、スコアが高ければ出願資格だけでなく入試得点に加点されます。

英語が得意な受験生には有利な条件ですね。

青山学院大学のTEAPの要求スコア

一般入試のB方式では、TEAP(2技能パターン)で、
C方式では、TEAP(4技能パターン)。

入試方式① 一般入試B方式
学部学科 総合文化政策学部、

地球社会共生学部、

コミュニティ人間科学部

活用方法 出願資格
要求スコア リーディングとリスニングの2技能でスコアが110以上。
CEFRレベル A2
入試方式① 一般入試C方式
学部学科 文学部 英米文学科
活用方法 出願資格&みなし得点
要求スコア 4技能の各スコアが65以上で総点のスコアが280以上で出願資格となる。

みなし得点をする旨は要項に記述されているがその目安は不明。

CEFRレベル B1

青山学院大学の総合文化政策学部、地球社会共生学部、コミュニティ人間科学部は、難関大学の中ではかなりやさしい部類です。

TEAP(2技能パターン)で受験でき、CEFRレベルA2に相当(≒英検準2級レベル)であるからです。
たいていの難関大学は、CEFRレベル的にはB1以上を要求しています。

また、これが英検で出願だと2級取得でやはりCEFRレベル:B1が要求されます。
TEAPの問題形式に慣れているなら攻略しやすい学部かもしれません。

立教大学のTEAPの要求スコア

TEAP(4技能パターン)かTEAP CBTいずれかを受験。

入試方式① 大学入試センター試験利用入試
学部学科 全学部・学科
活用方法 出願資格&みなし得点
要求スコア 出願資格は、

4技能の各スコアがTEAP(4技能パターン)だと56以上、
TEAP CBTだとリーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの各スコアがそれぞれ、90、100、70、75以上。

スコアの高低に応じ、センター試験の英語入試得点に1点単位で換算するみなし得点。

目安として、TEAP(4技能パターン)の場合、総合スコアが261ならセンター試験英語の得点率は85%、290なら95%にそれぞれ換算。
TEAP CBTの場合、総合スコアが420ならセンター試験英語の得点率は85%、500なら95%にそれぞれ換算。

CEFRレベル B1
入試方式② 一般入試グローバル方式
学部学科 文学部(英米文学専修を除く)、

経済学部、

理学部、

社会学部、

法学部、

観光学部、

コミュニティ福祉学部、

経営学部経営学科、

現代心理学部

活用方法 出願資格
要求スコア TEAP(4技能パターン)だと4技能の各スコアが56以上で総合スコアが267以上、
TEAP CBTだとリーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの各スコアがそれぞれ、113、125、88、93以上で総合スコアが510以上。
CEFRレベル B1

4技能の各スコアを細かく指定しているのは珍しいケースです。
立教大学は、MARCHの中ではTEAPをはじめとする英語外部試験を幅広い学部・学科に導入している点が特徴です。

中央大学のTEAPの要求スコア

基本的にTEAP(4技能パターン)のみ。
国際経営学部と経済学部のみTEAP CBTも採用。

入試方式 一般入試
学部学科① 国際経営学部
活用方法 出願資格&みなし得点
要求スコア 出願資格は、TEAP(4技能パターン)だと225以上、
TEAP CBTだと420以上。スコアの高低に応じ、英語の入試得点(200点満点)に換算するみなし得点。
目安としてTEAP(4技能パターン)350 で180点、TEAP CBTは610で160点に換算。
CEFRレベル B1~C1
学部学科② 文学部(英語文学文化専攻)
活用方法 出願資格
要求スコア TEAP(4技能パターン)で280以上。
CEFRレベル B1
学部学科③ 文学部(英語文学文化専攻以外の専攻)
活用方法 出願資格
要求スコア TEAP(4技能パターン)で226以上。
CEFRレベル B1
学部学科④ 国際情報学部
活用方法 出願資格
要求スコア TEAP(4技能パターン)で260以上。
CEFRレベル B1
学部学科⑤ 経済学部
活用方法 出願資格
要求スコア TEAP(4技能パターン)だと225以上、
TEAP CBTだと420以上。
CEFRレベル B1
学部学科⑥ 総合政策学部
活用方法 出願資格&みなし得点
要求スコア 出願資格はTEAP(4技能パターン)で260以上。

スコアの高低に応じ、英語の入試得点(100点満点)に換算するみなし得点。
目安として330で60点の入試得点に換算。

CEFRレベル B1~C1

中央大学の国際経営学部と総合政策学部は、高スコアだと「みなし得点」で優遇しています。
英語が得意な方には狙い目の学部です。

法政大学のTEAPの要求スコア

TEAP(4技能パターン)かTEAP(2技能パターン)いずれかを受験。

入試方式 英語外部試験利用入試
学部学科① 情報科学部、

デザイン工学部、

理工学部(機械工学科航空操縦学専修を除く)、

生命科学部

活用方法 出願資格
要求スコア TEAP(4技能パターン)だと225以上、
TEAP CBTだと420以上。
CEFRレベル B1
学部学科② スポーツ健康学部
活用方法 出願資格
要求スコア TEAP(4技能パターン)だと250以上、
TEAP CBTだと420以上。
CEFRレベル B1
学部学科③ 人間環境学部、

現代福祉学部

活用方法 出願資格
要求スコア TEAP(4技能パターン)だと250以上、
TEAP CBTだと470以上。
CEFRレベル B1
学部学科④ 法学部法律学科、

文学部英文学科、

経済学部国際経済学科

活用方法 出願資格
要求スコア TEAP(4技能パターン)だと280以上、
TEAP CBTだと470以上。
CEFRレベル B1
学部学科⑤ 法学部国際政治学科
活用方法 出願資格
要求スコア TEAP(4技能パターン)だと280以上、
TEAP CBTだと540以上。
CEFRレベル B1

理系の学部は、要求スコアがやさしめですね。
ただ法政大学に関しては、どの学部・学科もCEFRレベル的にはB1の範囲におさまっていて難易度が突出しているところはないですね。

東京理科大学のTEAPの要求スコア

TEAP(4技能パターン)かTEAP(2技能パターン)いずれかを受験。

入試方式 一般入試(グローバル方式)
学部学科 理学部第一部、

薬学部、

工学部、

理工学部、

基礎工学部、

経営学部

活用方法 出願資格&加点
要求スコア 出願資格はTEAP(4技能)だと 150以上、
TEAP(2技能)で90以上。スコアに応じて20点満点で段階的に加点。
TEAP(4技能) 150以上:0点、226以上:10点、334以上:20点
TEAP(2技能) 90以上:0点、105以上:10点、120以上:20点
CEFRレベル A2~B2

東京理科大学は、TEAP(2技能パターン)でも受験でき、理系大学なので文系より要求スコアがやさしめ傾向なのも、英語があまり得意ではない受験生にはありがたいと思います。
好スコアだと加点されて受験が有利になるのもいいですね。

広島大学のTEAPの要求スコア

TEAP(4技能パターン)かTEAP CBTいずれかを受験。

入試方式① 一般入試・AO入試
学部学科 全学部全学科(但し、AO入試は経済学部除く)
活用方法 みなし得点
要求スコア 以下の点数だとセンター試験得点(英語)を満点とするみなし得点。
TEAP(4 技能パターン)だと309 以上、
TEAP CBTだと 600 以上。
CEFRレベル B2
入試方式② 推薦入試
学部学科 医学部(医学科)、

教育学部(第三類 国語文化系コース、第四類 人間生活系コース)、

経済学部(経済学科 昼間コース、夜間主コース)、

薬学部(薬学科)、

生物生産学部(生物生産学科)

活用方法 みなし得点
要求スコア 以下の点数だとセンター試験得点(英語)を満点とするみなし得点。
TEAP(4 技能パターン)だと309 以上、
TEAP CBTだと 600 以上。
CEFRレベル B2

広島大学採用の「みなし得点」が、TEAP(4 技能パターン)スコア:309、TEAP CBTスコア:600というのは、英検でいえば準1級の合格ボーダーのCSEスコア:2304に相当します。

TEAPでも英検準1級合格に相当するスコアが取れたらセンター英語満点扱いとなるのは頷けます。

専修大学のTEAPの要求スコア

TEAP(4技能パターン)かTEAP CBTいずれかを受験。

入試方式 一般入試(前期)
学部学科 全学部全学科
活用方法 出願資格&みなし得点
要求スコア スコアに応じて段階的にみなし得点を与える。
TEAP(4技能)で226~333は英語の得点を80点、
334以上は100点(満点)とする。TEAP CBTで420~599は英語の得点を80点、
600以上は100点(満点)とする。
CEFRレベル B1~B2

専修大学は、英語が凄く得意ではないけれど、高校レベルの基本的な文法・英単語はある程度わかるという方(CEFRレベル:A2からB1、英検でいえば準2級から2級レベルの方)にはオススメです。

まとめ TEAPの大学入試での必要なスコア・レベル、目安

全般的に「英文科」「国際・グローバル」「外国語・英語」などのキーワードが学部・学科名にあれば要求スコアが高めになる傾向にあります。
英語や外国との関連が強い学部・学科ですね。

TEAPは、ペーパー形式の4技能・2技能パターンからCBT形式とさまざまな形式で入試に活用されています。

同一大学でも、TEAP(4技能パターン)とTEAP CBTの両方を扱う学部もあれば、TEAP(4技能パターン)のみの学部もあります(例:中央大学)。

TEAP(4技能パターン)のみでTEAP CBT不可の大学もあります(例:明治大学)。

TEAP(2技能パターン)を採用する大学もあります(例:東京理科大学、青山学院大学)。

大学の最も採用する試験形式はTEAP(4技能パターン)となっています。

難関大学に多いケースですが、4技能のスコアをバランス良くとることを求めたり(例:早稲田大学、明治大学、青山学院大学など)、あるいは各技能の必要スコアを細かく指定してくるケース(例:立教大学)もあります。

大学や学部・学科によって、TEAPの扱うタイプや「入試方式」「活用方法」「要求スコア」「CEFRレベル(英語力レベル)」も異なるので、受験生やそのご家族の方は各大学の入試要項などでしっかりリサーチされるのが良いと思います。

2019年11月以降、政府の方向性の模索が続いていますが、TEAPをはじめ4技能の英語民間試験を大学入試で活用する方向性は今後も続いていき、さらに強まることが予想されます。

官民や分野を問わず、内向き志向を脱却してグローバル志向・国際化を目指す意識が高まっていることや、実際にTEAPを採用している大学の意外な多さからも感じ取れます。

TEAPは、英検やGTECほどではないものの入試に採用する大学が年々増えており、その存在感も増しています。

大学で経験するアカデミックな場面での英語力を測る試験なので、英検よりも問題形式が多様で対策・準備に手間取る部分もありますが、チャレンジしがいがあり、得るものも多い試験だと思います。

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